コロナ禍のこと
- Kai Syoujikimonono
- 2023年4月16日
- 読了時間: 2分
劇団ロケたび 小出捷稀

出演される諸先輩方の記事を読んでいると自分がいた頃のACTとは随分違う雰囲気だと感じました。行動隊長とは?といった具合ですが、レパ選だとか立て看板なんかはそのまま引き継がれてたのではないでしょうか。
私が入団した頃は13人ほどの劇団でした。当時の他劇団と比べると少ない方だったと思います。人数不足のために、俳優も含めて全員裏方も担当しなければならず、大きい班(舞台、照明、音響、制作)と小さい班(衣装、小道具)の中から一つずつに所属するきまりになっていました。他劇団の人と関わった際に「ウチはみんな役者かスタッフ専業だよ」と聞いて、羨ましく思ったのを憶えています。今となってはありがたい話ですが…。
公演をやるとなれば、新入生向けの春公演以外は人間座さん一択でした。なんとなく伝統になっていたと思います。他の記事にもある通り、京産には公演に丁度良いスペースがないので、搬入のために小屋入りの朝に軽トラを借りて、大学から人間座さんを何往復もしました。人数も少なかったですから、仕込みの手際はかなり速くなっていたのではないでしょうか。
僕が2回生になる手前くらいにコロナが流行し、演劇部は有観客公演ができなくなりました。結局、卒団するまで有観客で演れたのはたった2回でした。稽古のために集まることすら禁止だった時期もありましたね。集まれるようになってからは映像配信に切り替えることになったのですが、撮影も全て人間座さんでやらせていただきました。機材も借りることができたので…。
当時は有観客公演がやりたくて仕方がなかったですが、今映像制作をやっているのはこの時の経験が活きてるのかもしれませんね。
ACTが久しぶりに有観客公演を演れた矢先に休部となってしまったのは残念ですが、外からは想像できないような悩みもあったのだと思います。卒団した身からは特に言うことはないです。
ちなみに、ビンタではないですが、本番前にお互いの背中を叩き合うってのはありましたよ。この辺は変わってないですね(笑)
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